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活動日誌

活動日誌について

今話題の科学情報やイベント、技術などについての話し合いや考察を、レポート形式でまとめて配信しています!学生ならではの視点でまとめているので、理系の知識が少ない人にも、解りやすく解説出来るように日々つとめておりますので、お気軽にご意見・ご感想を頂けますと幸いです!

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コストからみた各種二次電池の位置づけ

未来の車と社会

今回は、前回先送りにした「コストからみた各種二次電池の位置づけ」の図から、色々と考察してみました。
(幾何伊明花)

対話

report of

今日は前回の続きですね。
めかちゃん
無事課題を提出
できたのかしら?
お陰様でばっちりですよ。
ありがとうございます。
ふふふ、
それは
良かったわ。
最近とかとかすごいですねー
すごい蒸すしー、じめじめするしー・・・
もうだなー・・・
ふぁー・・・風が気持いいー・・・
眠くなってきたー・・・
ちょっと!先輩方
しゃきっとして下さいよ!
めかちゃんどうしたのー?
どうしたのじゃなくて!
部活の時間ですよ!
もっと智恵先輩を見習って下さいよ!
だってもう課題終わったんでしょ?
のんびりいこーよー。
そういう問題じゃないですよ!
めかちゃん
自分の興味ある分野だけ
積極的なんだからー・・・
なんか言いましたか?
いえ!なんでもないです!
文子ダメ部長なおかげで
部員が育ちますな!
それどういう意味ですか!
ふふ、
先日の話をふまえて
もう一度、図4
見てもらえるかしら。
【図4】
はい!
えぇ・・・っと、これは確か
塗りつぶされている楕円
現在の状況
点線の楕円
未来の予想
でしたっけ?
【図4】
そうね。
詳しくは
6月19日
対話記事
振り返ってね。
現在リチウムイオン二次電池と比較すると
ナトリウムイオン二次電池未来予想
遥かにコストパフォーマンス
良さそうに見えますね!
【図4】
でも、ニッケル水素蓄電池
リチウムイオン二次電池
将来はかなりコストパフォーマンス
上げてくると予想されてますよ。
んー・・・?
このニッケル水素蓄電池
リチウムイオン二次電池
なんで値段が下がるって
予想されているんですか?
人件費削減とかじゃないか?
製造プロセス
全て機械化自動化するとか。
そうね。
あとは材料そのものを
安くするとか、かしらね。
なるほど・・・
じゃあリチウムイオン二次電池
ニッケル水素蓄電池
そうやってコスト削減するから
このみたいに
値段が下がってくるんですね?
【図4】
そうね、でも
以前少しお話ししたのだけれど
リチウムイオン二次電池の場合は
リチウム金属自体の値段
下がることは無い
と、言われているの。
だから材料の値段
下げることで
大幅なコストダウン
はかるのは、難しいんじゃ
ないかしら。
じゃあどうやって値段
下げようとしてるんですか?
リチウムイオン二次電池
まだエネルギー密度
伸びしろがある
と、いわれてるの。
うー?それって
どういうことですか?
物の値段が変わらなくても
エネルギー密度上げて
コストパフォーマンス
上げるってことですね。
なるほど・・・
そうね。だから、今
リチウムイオン二次電池
に、関しては
エネルギー密度
上げることを目標
研究が進められているの。
何となく解ったんですが・・・
じゃあ、じゃあ、
ニッケル水素蓄電池
エネルギー密度を上げる
研究はしないんですか?
ふふふ、そうね。でも
ニッケル水素蓄電池の場合
エネルギー密度
もう上がらない
と、言われているの。
なるほどな。
このはそういう意味だったのか。
【図4】
え??どういうことですか??
ニッケル水素蓄電池の場合
このをみると
横軸であるエネルギー密度には
さほど変化が無く
縦軸コストだけが
下がる形になってるじゃないですか。
【図4】
なるほど。
楕円真下の方に移動してますね。
物の値段自体が下がってる
ってことですね。
けど、リチウムイオン二次電池の方は
横軸右に移動してるだろ。
【図4】
ふーん。なるほど。
エネルギー密度上げることで
コストパフォーマンスを良くする
ってことですか・・・・。
あれ?
エネルギー密度上がったから
エネルギー効率で言えば
1kgあたりの値段
下がったかのようですが・・・
実質、電池自体のコスト
あまり下がらないってことですよね?
ふふふ、そうね。
いくらエネルギー効率
良いから安くなる
と、言っても
用途によっては
値段が下がらない
かもしれないわね。
それに、この
あくまで予想なの。
えー・・・
じゃあ結局これも夢物語
実際にどうなるか
やってみないと解らない
ってことですか。
まぁ・・・
そういってしまえば
そうなんでしょうけど。
じゃあ、じゃあ
リチウムイオン二次電池
どこまで値段下がる
解らないってことは
もしかしたら、この予想通り
ならない可能性もあるんですよね?
んー。
そうなのかもな。
だったら、ナトリウムイオン二次電池の可能性にも
もっと注目してもいいんじゃないですか?!
そんなに文子先輩みたいに
世の中は単純じゃないですよ。
文子はやけに
ナトリウムイオン二次電池
推すな。
だってだって
まだあんまり、みんなが
研究していない場所ですよ??
なんか、わくわくしません?
ふふふ、でも
私も文子ちゃん
その意見
少し賛成
え!
でもなあ。
こういった研究はどうせ
リチウムイオン二次電池性能の限界
みんなに解るほど明らかにならなきゃ
どこの企業次のステップ
進もうとしないんじゃないか?
色々とリスクもつきものですしね。
じゃあ!!
もしリチウムイオン二次電池研究
限界に到達したら
ナトリウムイオン二次電池
開発着手するかもしれない
ってことですか?
そうなんじゃないか?
なんか、あれですね!
以前の話に出てきた
否定証明?みたいな!
ダメって解るまでやるってことですよね!
そして次の手にうつると。
でもそれじゃ遅いって話ですよ!
確かにな。
コロンボとホームズの推理対決
の時に話したけど
もっとカン経験先を見通して
次の策に移らないと
いけないときもあるのかもな。
ふふふ、そう
かもしれないわね。
でもそうはいっても
研究には莫大なお金
時間がかかるんですよ?
なかなか難しいのも
現状なんじゃないんですか。
そうね。もちろん
それもあるわね。
んー・・・
あ!じゃあ!
私たちでプロジェクトを起こすとか!!
おいおいおい。
おちつけ。
確かに文子
その後先考えず無鉄砲
突き進む単純脳は好きだけどさ。
理佳さん、それ・・・
ほめてるんですか?
けなしてるんですか?
まず、現実見ましょうよ。
ふふふ、そうね。
文子ちゃんのお話は
面白いかもしれないけど
今回のは、あくまで
概念的な図なの。
次回はもっと
他の図をみながら
よく考えた方が
いいかもしれないわね。
次回までに
参考資料を見ながら
また
作っておこうかしら。
わーい!
よろしく御願いします!
文子先輩、さっきまで
全然やる気無かったくせに・・・
ん?何か言った?
いいえ、なんでも。
2014年6月15日:参考文献

1) 工藤徹一、日比野光宏、本間格、「リチウムイオン電池の科学」、内田老鶴圃(2010)
2) J.S.Thorne,J.R.Dahn,M.N.Obrovac,and R.A.Dunlap;J. Power Sources,216,139(2012)
3) Yangang Wang,Bo Li,Chengli Zhang,Hong Tao,Shifei Kang,Sheng Jiang, and Xi Li, J. Power Sources,219,89(2012)
4) S.Komaba,T.Ishikawa,N.Yabuuchi,W.Murata,A.Ito,and Y.Ohsawa,Applied Materials & Interfaces,3,4165(2011)
5) L.T.Lam,and R.Louey,J.Power Sources 158,1140(2006)
6) G.H.Newman and L.P.Klemann,J.Electrochem.Soc.,127,2097(1980)
7) 岡田重人、原聡、土井貴之、山本準一、硫黄と工業,62(9),131(2009)
8) S.Okada,H.Arai,and J.Yamaki,Denki Kagaku(Electrochemistry),65,802(1997)
9) A.Nadiri,C.Delmas,R.Salmon,and P.Hagenmuller,Rev.Chim.Miner.,21,537(1984)
10) P.G.Bruce and G.Miln,J.Solid State Chem.,89,162(1990)
11) Y.Uebo,T.Kiyabu,S.Okada,and J.Yamaki,The Reports of Institute of Advanced Material Study,16,1(2002)
12) C.Delmas,F.Cherkaoui,A.Nadiri,and P.Hagenmuller,Mater.Res.Bull.,22,631(1987)
13) T.Shiratsuchi,S.Okada,J.Yamaki,and T.NishidaJ.Power Sources,159,268(2006)
14) I.Gocheva,M.Nishijima,T.Doi,S.Okuda, and J.Yamaki J.Power Sources,187,247(2009)
15) T.B.Kim,J.W.Choi,H.S.Ryu,G.B.Cho,K.W.Kim,J.H.Ahn,K.K.Cho,and H.J.Ahn,J.Power Sources,174,1275(2007)
16) 第53回電池討論会(2012)福岡

2014年6月27日:関連ページ

【関連対話】
未来の車と社会 001:「車」と「みらい技術」
– – – – – – – – – –
未来の車と社会 005:二次電池の過去と未来と問題
未来の車と社会 006:コストからみた各種二次電池の位置づけ(現在の記事です)
未来の車と社会 007:ナトリウムイオン二次電池の経済性と可能性

【関連レポート】
「東京モーターショー2013から探る未来の車」のレポート一覧

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